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2023.02.01
日やけ止めの「SPF」「PA」で何を守ってる?美肌の大敵「紫外線」を知ろう!
紫外線は美肌の敵と言われますが、ケアを始めるために、まずは紫外線の何に気をつけたいか知りたいところ。気になるワードをチェックして、紫外線対策をする際の参考にしてくださいね。
地上に届く紫外線には「A波」「B波」の2種類があります
◎シワやたるみの原因!「A波(UV-A)」
肌に急激な障害を与える作用は弱いのですが、肌に蓄積的なダメージを与えます。
肌のハリや弾力を司ることで知られるコラーゲンなどが存在する「真皮(しんぴ)」まで到達しコラーゲンを変性させ、ダメージが大きいとコラーゲンは硬くなったり切れたりしてしまいます。これが「シワやたるみの原因」になるのです。
また、すでにできているメラニン色素を酸化させ、肌を黒くしてしまう作用もあります。
◎シミの原因!「B波(UV-B)」
肌への作用が強く、短時間でも肌が赤くなるサンバーン(赤くヒリヒリする日やけ)を引き起こす作用があります。「炎症やシミの原因」となるほか、肌表面の表皮細胞やDNAを傷つけるなど、生体への強い影響があります。
※ソバカスは先天的なものなので、紫外線が原因で発症することはありませんが、色が濃くなることがあります。
日やけ止めに記載されている「SPF」と「PA」って何?
◎UV-Bをカットするのが「SPF」
Sun Protection Factor(サンプロテクションファクター)の略語です。
SPFは2~50+までの数値で表示され、日やけ止めを塗ったことで「どの程度の時間日やけするのを防げるか」を表す数値です。
数値が大きくなるほど、UV-Bの防止効果が高くなることを意味します。
UV-Bは、年間を通して降り注いではいますが、ピークは7~8月なので、この時期は一層UV-Bをカットするケアに気をつけるほうが良いでしょう。雲やガラスである程度は遮られます。
◎UV-Aをカットするのが「PA」
Protection Grade of UV-A(プロテクショングレードオブUV-A)の略語です。 PAは「PA+」「PA++」「PA+++」「PA++++」の4段階で表示され、「+」の数が多いほど、UV-Aの防止効果が高くなることを意味します。
UV-Aは、年間を通して降り注いでいますが、3~4月にかけて強くなりはじめ、5月にピークを迎えます。雲やガラスも透過する性質があるので、うっかり日やけの原因にもなります。ご注意くださいね!
※2013年1月1日よりPAの表示が「PA++++」にまで拡大されました。
紫外線の害が増え、ブロックする必要性が強まったため、製剤技術も向上しました。
これにより、よりUV-Aの防止能が高まったことから、表示も「PA++++」まで拡大されたのです。
SPFとPAの数値はいろいろあるけれど、選ぶ基準は??
シーン別で選択されることをオススメいたします。
シーン別SPA・PA指標
● 日常生活(買い物・散歩・通勤・通学など)
SPF10/PA+ またはそれ以上
● 野外でのスポーツ・レジャーなど
SPF10~30/PA++ またはそれ以上
● 炎天下でのレジャー・リゾート地でのマリンスポーツ等
SPF30~50/PA+++ またはそれ以上
● 非常に強い紫外線の場所や、紫外線に過敏な方
SPF50+/PA++++
いつから紫外線ケアを始めればいい?
UVインデックスは、気象庁から提供されています。(図は筑波のもの)
3以上が日やけを避けたほうが良い目安となっていますので、3~10月頃までは特に気をつけて紫外線対策をした方が良いでしょう。
こんなところが日やけしやすいのでご注意!!
紫外線はシワやシミ、たるみなどの肌悩みの原因となる美肌の大敵です。
紫外線防止効果のあるベースメイクなどを使い、気軽に紫外線ケアを意識してみるのも良いかもしれませんね。