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2023.02.10
見た目年齢を左右する「たるみ」! 肌はどうしてたるむの?
「たるみ」…ずしっとくる言葉ですよね。頬やフェイスラインのたるみは見た目年齢を左右する、女性にとっては深刻な問題です。どうして肌はたるむのか、その原因を探ってみましょう。
たるみの原因は、真皮のコラーゲン&エラスチンの変性
肌のたるみは、真皮のコラーゲンやエラスチンが変性することによって起こると言われています。
真皮(しんぴ)とは、皮膚の一部の組織で、コラーゲンやエラスチンなどの柔らかさや弾力を維持する繊維などがある部位を指します。
※表皮、真皮、皮下組織、全てが「皮膚」です。
2大エイジングファクター「酸化」「紫外線」
年齢を重ねることで、コラーゲンやエラスチンなどのハリや弾力を司る繊維が弱くなるのは誰でも起こることですが、コラーゲンやエラスチンの変性は年を重ねることだけが原因ではありません。
それは、身体が「酸化」しやすい状態にあるかないか、ということに大きく関わっています。
「酸化」とは「さびる」こと。釘がさびたりリンゴが茶色くなったりするのと同じように、コラーゲンやエラスチン、また身体もさびてしまいます。
さびることで、コラーゲンやエラスチンなどがもろくなり、切れやすくなってしまいます。
さらに状態が進行すると切れてしまうので、表皮(皮膚の1番外側の組織)は支えを失い、たるんでいくと考えられています。
●「酸化」させているのは「活性酸素」(図1枚目)
私たちは呼吸によって酸素を体内に取り入れています。その酸素を使って、食事で摂取した栄養素を燃やし、エネルギーを作り出しています。この過程で取り入れた酸素が、強い酸化作用を持つ、「活性酸素」に変化すると言われています。
この「活性酸素」は、体内に侵入してきた細菌などを酸化させ、殺菌したりすることで無害化する反面、過剰に発生すると体内の細胞なども酸化しようとします。
「活性酸素」は、私たちの身体を守るために闘っている物質であるのと同時に、多く発生しすぎると、コラーゲンやエラスチンはもちろん、体内の細胞を酸化しようと働いてしまうのです。
●どんなとき、活性酸素は多く発生しやすいの?(図2枚目)
活性酸素の発生を完全に阻止することはできないですが、気をつけることで大幅に抑えることはできます!活性酸素が発生しやすい食事をあまり摂らないようにしたり、自分に合ったストレス解消方法を見つけたり…工夫することが大切ですね!
●「酸化」を防ぐために…抗酸化効果のある食べ物を
「活性酸素」を完全に避けて通ることは難しいですが、日頃から摂る食事によって、酸化した状態を元に戻す、つまり「還元作用を強くすること」はできます。意識して取り入れてくださいね!
真皮まで届きダメージを与える「紫外線」
紫外線は、波長によって3つに分類されていますが、そのうち地表に届くのはA波(UV-A)とB波(UV-B)。
特に「UV-A」は真皮まで到達します。UV-Aはコラーゲンを変性させ、ダメージを与えてしまうので注意が必要です。ダメージを受けているのに、その実感がないことが落とし穴。普段からブロックを意識している人としていない人では、その後の肌年齢に大きな差が出ます。
●「紫外線」を防ぐために…ベースメイク&サンプロテクターで対策を
UV-Aは3月~4月にかけて強くなりはじめ、5月~8月にピークを迎えますが、雲やガラスも透過する性質があるので、うっかり日やけしてしまうことも。日頃からUVブロック機能があるベースメイク料を使ったり、生活シーンに合わせてサンプロテクターを併用したり、しっかりブロックしてくださいね!
さらに!リンパマッサージですっきりフェイスを
毒素を流してもたつき感をクリアにすれば、見た目の印象もすっきり!スキンケアを行う際にぜひ試してみてくださいね。
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エイジングケア*アイテム
乾燥による小ジワ、ハリ不足やお顔のたるみ。
さまざまなエイジングサインにアプローチできるおすすめのアイテムをご紹介します。
*年齢に応じたお手入れ
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